LaTeXでのウムラウトの処理

1999/10/12

通常はドイツ語やフランス語を扱うことは少ないと思いますが,人名などでドイツ語のウムラウトなどに遭遇することもあると思います. たとえば我々GA班であれば,Tomas Bäck先生などは避けて通れません.
標準のLaTeX(pLaTeX2e)でも,ドイツ語の「エスツェット」やフランス語の「oe合字」といった特殊文字,また,ドイツ語のウムラウトやフランス語のアクサン記号などの入出力が可能です.
ただし,これらのすべてをこのページで網羅するのは不可能ですので,とりあえずここではドイツ語のウムラウトの処理に限定して述べます.

1. ウムラウトの入力

LaTeXでウムラウトを入力するためには以下のような簡単なコマンドを入力するだけです.たとえば,äを入力するためには,

\"{a}

と入力します.同様に

ドイツ語 LaTeXコマンド
ä \"{a}
Ä \"{A}
ü \"{u}
Ü \"{U}
ë \"{e}
Ë \"{E}

 

2. そのほかの記号

ウムラウト以外の特殊文字も,その大半はLaTeXの標準コマンドで入力が可能です.特殊文字のコマンド一覧表(LaTeXおよびHTML)が以下のサイトから入手可能です.

LaTeXによるドイツ語・日本語処理 コマンド一覧表(zeichen.pdf)

 

参考文献

[1] LaTeXによるドイツ語・日本語処理(http://www.lg.fukuoka-u.ac.jp/~ynagata/latex.html)

 

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文責:
同志社大学工学部知識工学科 知的システムデザイン研究室 LaTeXチーム
Jun-ichi YOSHIDAjunichi@mikilab.doshisha.ac.jp