ホームページゼミ第1回の補足



先日は、ホームページゼミに参加いただきまして、ありがとうございました。
私どもの不手際によりまして、多くの方々にご迷惑をおかけしました。
すみませんでした。

また、ホームページのUPLOADの方法について、説明時間が足りなくなり、中途半端で終わってしまったことを、お詫びするとともに、再度きちんと説明させていただきたいと思います。


ホームページを、mikilabにアップロードする方法について、詳しく説明し直します。
次のものを用意してください。

以上、準備ができましたら、説明を始めます。
ページをアップロードする手順は、
  1. 前準備
  2. mikilabに接続する。
  3. public_htmlディレクトリを作る。
  4. ファイルをアップする。
  5. パーミッションの設定をする。
  6. 見れるかどうかチェックする。
となります。

ただし、FTPソフトとして、FTP.EXEを使用するときと、NEXT FTPを使用するときとで、手順が大きく異なります。
ここでは、FTP.EXEを使用する場合について述べます。
NEXT FTPを使用する方法については、ここを見てください。

  1. 前準備
    まず、自分の作ったページのファイルの位置を確認しておきます。
    わかりやすいように、[C:\]に[HOMEPAGE]などのディレクトリを作っておくのも良いでしょう。
    ここでは、[C:\HOMEPAGE]のなかの、[index.html]をUPLOADする方法を説明します。

  2. ・mikilabに接続する。
    まず、スタートメニューから「ファイル名を指定して実行」を選びます。
    「ftp mikilab.doshisha.ac.jp」と入力して、OKを押すか、リターンを押します。
    少し待つと、

    C:\WINDOWS\デスクトップ>
    Connected to mikilab.doshisha.ac.jp.
    220 mikilab.doshisha.ac.jp FTP server (Version wu-2.4.2-academ[BETA-18](1) Mon J
    an 18 19:19:31 EST 1999) ready.
    User (mikilab.doshisha.ac.jp:(none)):
    
    と表示されアカウント名を聞かれますので、入力してください。
    続いて、パスワードを聞かれますので、これも入力してください。
    User (mikilab.doshisha.ac.jp:(none)): kouta
    331 Password required for kouta.
    Password:
    230 User kouta logged in.
    ftp>
    
    すると、このような画面になります。これでmikilabへの接続は成功です。

  3. public_htmlディレクトリを作成する

    ホームページは、かならず[public_html]ディレクトリ内の[index.html]が最初に読み込まれます。
    したがって、まず最初に、[public_html]ディレクトリを作成してください。
    ちなみに、すでに以前に作成した場合は、当然作成する必要はありません。

    作成する方法は、[mkdir public_html]です。
    すると、以下のようなメッセージが表示されます。
    ftp> mkdir public_html
    257 "/home/kouta/public_html" new directory created.
    ftp>
    
    これで、作成完了です。

  4. ファイルをアップする
    いよいよ、ファイルをUPLOADします。
    public_html内にファイルをUPLOADするので、このディレクトリ内に移動します。
    次のように打ち込みます。[cd public_html]
    成功すれば、以下のようなメッセージがでて、移動が完了します。
    ftp> cd public_html
    250 CWD command successful.
    
    これで送り先は、mikilab/アカウント/public_htmlになっていますが、送り元が、設定されていません。
    lcdと入力して、現在の送りもとを確認してみてください。
    ftp> lcd
    Local directory now C:\WINDOWS\デスクトップ
    
    現在、[C:\WINDOWS\デスクトップ]にいることがわかりました。(人によって違います)
    そこで、ホームページのファイルがある位置に移動します。
    ホームページのhtmlファイルが、現在[c:\homepage]にあるとします。
    移動するには[lcd c:\homepage]と入力します。
    ftp> lcd c:\homepage
    Local directory now C:\HOMEPAGE
    
    と表示され、移動が成功した事がわかります。
    もし、マイドキュメントに保存している場合に限り、次の場所に移動してください。[c:\mydocu~1]
    移動が終了したら、ファイルを転送します。
    送るには、put ファイル名です。index.htmlを送るには、[put index.html]と打ち込みます。
    ftp> put index.html
    200 PORT command successful.
    150 Opening ASCII mode data connection for index.html.
    226 Transfer complete.
    241 bytes sent in 0.77 seconds (0.31 Kbytes/sec)
    
    と表示されたら成功です。
    ただし、画像ファイルを送るときは、注意が必要で、送る前に、[bin]と打ち込み、送り終わったら、[asc]と打ち込まなければいけません。
    たとえば、[titlebg.gif]というファイルを送るには、以下のようにします。
    ftp> bin
    200 Type set to I.
    ftp> put titlebg.gif
    200 PORT command successful.
    150 Opening BINARY mode data connection for titlebg.gif
    226 Transfer complete.
    241 bytes sent in 0.77 seconds (0.31 Kbytes/sec)
    ftp> asc
    200 Type set to A.
    ftp>
    
    これで、FTPでのファイル転送作業は終わりです。
    ので、閉じます。右上のXボタンを押すか、[bye]と入力してください。

  5. パーミッションの設定をする。
    つぎに、パーミッションを設定します。このパーミッションとは、セキュリティの一つで、他人に読まれたくないもの(メール等)と、他人に読ませるもの(ページなど)を共存させるための仕組みです。
    接続してすぐの状態では、他人は全く読み書きできない状態になっていますので、public_htmlディレクトリのパーミッションを、他人でも読めるように変更する必要があります。
    そのために、telnetでmikilabに接続します。先と同じように、ファイル名を指定して実行を選び、[telnet mikilab.doshisha.ac.jp]と入力します。
    ユーザー名とパスワードを入力し、ログインします。

    パーミッションの変更は、[chmod]を使用します。
    他人に読み込みと実行を許可するには、[chmod 755]とします。
    ディレクトリ名を指定するので、[chmod 755 public_html]となります。
    次に、先にUPLOADした、index.htmlも、変更します。
    そのために、ディレクトリを、[public_html]の中に移動します。[cd public_html]
    そして、index.htmlのパーミッションを変更します。[chmod 644 index.html]
    [index.html]は、他人に読み込みのみを許可するので、644になります。

    Trying 202.23.143.80...
    Connected to mikilab.doshisha.ac.jp.
    Escape character is '^]'.
    login: kouta
    Password:
    Last login: Thu Apr 15 12:23:07 from mail4
    You have mail.
    [kouta@mikilab ~]$ chmod 755 public_html
    [kouta@mikilab ~]$ cd public_html
    [kouta@mikilab ~/public_html]$ chmod 644 index.html
    [kouta@mikilab ~/public_html]$                                      
    

    以上で、パーミッションの設定は終わりです。
    次からは、自動的に、744になるので、この作業は不要です。

  6. チェックする
    最後に、ブラウザで見れるかどうかをチェックします。
    ブラウザを立ち上げ、アドレス欄に、[mikilab/~アカウント/index.html]と入力します。
    めでたく、ページが表示されれば、完成です。