Introduction
Purpose of gain flattening filter project
光ファイバを用いて通信を行う場合,信号の減衰を補う増幅器の増幅率はレーザーの波長によって異なるため,それを調整し,すべての波長で増幅率が同じ値になうように光フィルタもを用いる.
この光フィルタは数十層の屈折率の異なる透明な薄膜から構成されており,その各層の配置,厚さ,そして全体の層数を遺伝的アルゴリズムにより最適化する.これにより,GAによる実問題の中でも難度の高い問題に挑戦できる.
Purpose
Importance of gain flattening filter
光アンプによって,光が増幅される.光アンプの原理により光の増幅は誘導放出によって引き起こされるが,その際に同時に自然放出も発生する.この自然放出光も光アンプ中で増幅され,これが光アンプにおける雑音限となることがわかっている.そのため自然放出光による雑音などのパルス劣化を取り除くためには,利得等化を行う必要がある.
つまり,微妙にずらした波長によって増幅量は異なる.このままで送り出してしまうと,それぞれの信号の強度が異なって状態の良い伝送ができない.そのため,利得等化を行うフィルタが必要になってくる.
Importance
Intelligent Systems Design Laboratory, Doshisha Univ.